皆さんは脱毛をしたいけど、どのクリニックがいいか分からない思ったことはありませんか?
クリニック選びの際に多くの方が
- 金額
- 立地・アクセス
- 口コミ
を特に気にされるかと思います。
しかし、それだけではなかなか「どのクリニックが実際に良い」のか分からないですよね。
脱毛クリニックを決められなくて、数週間~数カ月経ってる…
なんてことも少なくありません。大きい金額がかかる以上、即決できないのは当たり前です!
そのため今回はそういった脱毛クリニックの決め手に欠けて、決めきれないでいる方に向けて『皆さんの身体の特徴の視点からおすすめの脱毛機械・クリニック』を紹介していきたいと思います。
《この記事のポイント》
✅身体の特徴とは
✅身体の特徴からみた機械・クリニック選びのメリット
✅特徴/条件別に選ぶおすすめ機械・クリニックの紹介
学生時代からムダ毛に対して悩んだ経緯があり。
看護師として美容クリニックで年間1000人以上の方の脱毛施術を担当。
現在は医療脱毛のアドバイザーとして、脱毛業界での知識を生かしながら、同じく「ムダ毛」に対して悩む人が損をしないよう情報発信をしています。
【そもそも身体の特徴ってなに?】身体の特徴別に脱毛機械を選ぶ理由
身体の特徴とは
脱毛に関する『身体の特徴』としては主に以下のものがあげられます。
- 体型が痩せている・手足が細い
- 関節部位の骨が浮いている・くぼみがある
- ホクロがある
- タトゥーがある
身体の特徴に合わせて機械を選ぶメリット
大多数の方が、脱毛クリニック探しの際に金額・口コミをみてクリニックを選ぶかと思います。
しかし、自分の特徴に合わせた脱毛機械・クリニックを選びをすると脱毛に対する満足度がさらに上がります!
具体的な理由としては
《身体の特徴別に機械を選ぶメリット》
・脱毛効果・仕上がりが変わる
・痛みが減る
・当て漏れが少なくなる
といったことが上げられます。
その理由としては、脱毛機械は様々な種類があり『機械の種類・機械の構造』によって得意・不得意があるからです。
脱毛機械の種類・構造によって得意・不得意がある
脱毛機械には様々な機種が存在します。
基本的には外国製の物となりますが値段や性能・構造も幅広く、脱毛クリニックでは脱毛方針やこだわり・経営事情などから採用する機械が選ばれています。
機械の違いによって照射に対する得意・不得意が異なってきますので
- 機械の種類
- 機械の照射面
- 照射面のサイズ
の3つの条件をもとに、これからその特徴を解説していきます。
機械の種類の違い
機械の種類は「熱破壊式」と「蓄熱式」によって分けられます。
《機械の種類からみる 得意・不得意》 | 強み | 弱み |
・細かい部分の照射が得意 | ・1ショットずつ列に沿って照射するため、範囲がズレて当て漏れしやすい | |
・広い範囲を一気に照射するため理論上当て漏れしにくい | ・細かい部分の照射が不得 ・骨の曲線部分が苦手 ・「避ける部位」は大幅に避ける可能性がある |
ここでは照射に関する違いのみご紹介していきますので、脱毛効果など他の違いを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
機械の照射面の違い
脱毛機械にはレーザーを出す部分の構造が異なり
- 肌に直接機械を当てる(接触性)
- 肌に直接照射面を当てずにレーザーを照射する(非接触性)
の2種類があります。
《機械の照射面からみる 得意・不得意》 | 強み | 弱み | 機械の種類 |
・冷却面が触れるため痛みを感じにくい (※冷却ガス使用する機械もあり) | ・実際の照射の幅が分かりにくい ・mm単位での細かい照射が苦手 ・骨の曲線部分が苦手 | 熱破壊式 | |
・細かい部分の照射が得意 ・曲線部分の照射が得意 | ・冷却ガスを使うが、冷却面に比べると痛みを感じやすい | 熱破壊式 蓄熱式 |
基本的には非接触性の機械は種類が少なく、脱毛クリニックで採用されている機械は接触性であることが多いです。
照射面のサイズの違い
脱毛機械は照射面のサイズも様々です。
よく「照射面が大きいからおすすめ!」といった口コミなどをネット上で見かけますが、一概にサイズが大きいから良いとは言えません。
たまに襟足・VIOなどは「もう少し綺麗に形を整えて照射したいのに、この大きいサイズだとやりにくいな・無理だな」と思うこともあります。
《照射面のサイズからみる 得意・不得意》 | 強み | 弱み |
・当て漏れしにくい ・照射スピードや時間がはやい | ・細かい部分の照射が苦手 ・骨の曲線部分が苦手 | |
・細かい部分の照射が得意 ・曲線部分の照射が得意 ・細かいデザインが可能(襟足やVIO) | ・照射スピードや時間がかかる ・当て漏れしやすい |
※機械の種類によって照射面のサイズが変えられる・変えられないといった違いもあります。
またどの照射サイズを使用するかはクリニックの判断にもよって異なります。
以上が脱毛機械の種類・構造の違いとメリット・デメリットになります。
それを踏まえた上で、脱毛機械を選ぶのかが大切です!
またその熱破壊式と蓄熱式の違いに加えて、さらに『脱毛効果』を考えた際にはレーザーの種類も関与してくるため脱毛は奥が深いですね。
【身体の特徴別】脱毛照射への影響とおすすめの機械・クリニック
では下記の身体の特徴ごとに、機械の特徴が照射にどのように関わってくるのかを一つずつ説明していきます。
- 体型が痩せている・手足が細い
- 関節部位の骨が浮いている・くぼみがある
- ホクロがある
- タトゥーがある
特徴①:体型が痩せている・手足が細い
蓄熱式の機械はレーザー照射をする際に、照射範囲・幅に対する既定の秒数で熱を溜めていく必要があります。
そのため体型が痩せている・手足が細い方は、蓄熱式の機械で当てる際に照射する範囲が小さいため熱が溜まりやすいといった特徴があります。
《機械の種類による影響》
熱破壊式 | 関係なし |
蓄熱式 | 熱が溜まりやすいため、熱さを感じやすい 熱が溜まる分、脱毛効果を感じやすい |
蓄熱式の方はメリット・デメリットがそれぞれあるため、それを踏まえた上で機械選択を行いましょう。
また熱さが苦手・心配な方は『熱破壊式』の機械を取り扱っているクリニックを選ぶのがおすすめです!
《熱破壊式のおすすめ機械》
①ジェントルシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
ジェントルレーズプロ | レジーナクリニック、 |
ジェントルヤグプロ | リゼクリニック、 |
ジェントルマックスプロ | ビューティースキンクリニック(機械の指定が可能) |
②メディオスタシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
メディオスター NEXT PRO | リゼクリニック フレイアクリニック ブランクリニック 東京中央美容外科(TCB) ビューティースキンクリニック |
③スプレンダーX
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
スプレンダーX | アリシアクリニック |
特徴②:関節部位の骨が浮いている・窪み(くぼみ)がある
皆さんは自分の身体で「骨が浮いている…」と気にしたことはありますか?
日頃の姿勢や身体のバランス・生まれつきなど様々ですが、皆さんも探してみると意外と骨が浮いている(出っ張っている)部分が一か所はあるのではないでしょうか。
⭐「骨が出っ張ている・窪みがある」とは肌に曲線・角度があるということ
本来は身体の曲線に対してしっかりレーザーを照射することが可能です。
しかし曲線の角度が大きかった場合には、小回りの効かない『接触性やサイズが大きい照射面』だと身体の曲線の角度に合わせた照射が難しく、
・機械が当たって痛い
・急な曲線に対応できず当てもれる
といったことになる可能性が考えられます。
機械の構造と曲線の角度の相性が悪い場合は、たとえ看護師が高い照射技術を持っていても照射が難しいです…
そのため、まずは自分の身体に骨の出っ張り・窪みがないか確認してみましょう。
《チェックポイント》
- 手首の骨
- 肋骨と腰骨
- 背骨
- 胸の凹み
- 脇の窪み
横に寝そべった状態で確認すると分かりやすい!
上記のことから、身体に大きめの角度の曲線がある場合には『熱破壊式の機械and非接触性』の機械がおすすめです。
《熱破壊式and非接触性の機械機械がおすすめ》
①ジェントルシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
ジェントルレーズプロ | レジーナクリニック、 |
ジェントルヤグプロ | リゼクリニック、 |
ジェントルマックスプロ | ビューティースキンクリニック(機械の指定が可能) |
②スプレンダーX
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
スプレンダーX | アリシアクリニック |
特徴③:ホクロが多い
脱毛のレーザーは肌に含まれるメラニン(黒色)に反応して熱を発生させます。
そのためホクロの色が濃いとレーザーを当てられずに避ける必要が出てきます。
しかし機械の種類・構造によっては、ホクロ周囲を効率良く脱毛できないといったことがあるのです!
照射面 | 特徴 | 機械の種類 |
---|---|---|
接触性タイプ | ・照射面が大きい場合に限っては、ホクロとホクロの間のスペースが当てられない ・mm単位でホクロの側を当てるのは難しいorできない | 熱破壊式 蓄熱式 |
非接触性タイプ | ・基本的に照射面が小さい傾向にあるため、細かいスペースも対応可能 ・レーザーが当たる範囲が明確に分かるため、避ける部分の際まで当てられる (非接触性タイプは基本的にレーザーが当たる範囲が目視できる構造になっている) | 熱破壊式 |
このことから、ホクロの量が多い・ホクロとホクロのスペースが狭い(またその部分の発毛が気になる)方は非接触性(熱破壊式)の機械がおすすめです!
※非接触性タイプの機械が細かい部分を照射できると言っても限界はあります。
そのためホクロ周囲の毛が気になる方は、金銭面で余裕があるのなら脱毛前に皮膚科でホクロ除去を行うのが一番手っ取り早いです。
《非接触性の機械機械がおすすめ》
①ジェントルシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
ジェントルレーズプロ | レジーナクリニック、 |
ジェントルヤグプロ | リゼクリニック、 |
ジェントルマックスプロ | ビューティースキンクリニック(機械の指定が可能) |
②スプレンダーX
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
スプレンダーX | アリシアクリニック |
特徴④:タトゥーがある
脱毛する上で、タトゥーは絶対にレーザーが当てられません。
それはタトゥーの色味(インク)とインクに含まれる金属物質がレーザーに反応して火傷してしまう可能性があるからです。
《クリニックによって避ける範囲が違う》
また各クリニックによって
①タトゥーが入っている部位はすべてレーザー照射ができない
②タトゥーが入っている部位の周囲〇cmを避けて照射する
といった判断の違いもあります。
実際にどのクリニックがタトゥーをギリギリまで当てられるのかは、無料カウンセリングに行ってみないと分かりません。そのためタトゥーを入れている方はぜひ無料カウンセリングを活用して複数のクリニックを比較してみましょう!
\こちらの記事を参照/
「タトゥーが入っている部位の周囲〇cmを避けて照射する」となった場合には、避ける範囲が蓄熱式と熱破壊式で変わる場合もあるので注意です!
《避ける範囲の違い》
機械の種類 | 特徴 |
---|---|
蓄熱式 | 同じ部位に何度もレーザーを照射して広範囲に熱を溜めていくため、一部分を避けにくい ➤大幅に避ける |
熱破壊式 | ワンショットずつレーザーを当てていく ➤綺麗に〇cmを避けられる |
そのためタトゥー周囲は熱破壊式を使っているクリニックを探し、クリニックの無料カウンセリングを複数行って比較するのがベストと言えます。
《熱破壊式のおすすめ機械》
①ジェントルシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
ジェントルレーズプロ | レジーナクリニック、 |
ジェントルヤグプロ | リゼクリニック、 |
ジェントルマックスプロ | ビューティースキンクリニック(機械の指定が可能) |
②メディオスタシリーズ
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
メディオスター NEXT PRO | リゼクリニック フレイアクリニック ブランクリニック 東京中央美容外科(TCB) ビューティースキンクリニック |
③スプレンダーX
機械の種類 | 取り扱いクリニック |
---|---|
スプレンダーX | アリシアクリニック |
またタトゥー部位の発毛が気になる方は「ニードル脱毛」であればタトゥーでも安全に脱毛することが可能です!
(※ニードル脱毛は範囲や毛の本数によって、料金が決まるため基本的にはその他の部位をレーザー脱毛して、タトゥー部位のみニードル脱毛をするのが一般的です。)
身体の特徴をもとに脱毛機械・クリニック選びをする際の要点まとめ
人は誰しも、骨格や体型など異なる条件や特徴を持っています。
本来であればどの機械であっても看護師の照射技術でカバーしていくものですが、まれに「骨に機械が当たる感覚が嫌だ」「ホクロの周囲を綺麗に当ててほしい」といった要望もあるのも事実です。
より細かい要望に対応するとなると、相性の悪い機械では十分に対応できないといったパターンもあるためぜひ今回ご紹介した『身体の特徴』をもとに自分に合った脱毛機械・クリニックを探してみましょう!
《記事の要点 おさらい》
✅身体の特徴と機械の種類は相性が大事
✅機械の照射面は「大きいから良い」ではない
✅身体の4つの特徴『体型が細い』『骨の部分』『ホクロ』『タトゥー』
に対しては熱破壊式の機械が基本的にはおすすめ(※一部条件あり)
脱毛選びを金銭面・口コミだけでなく、より実際にレーザー照射をする際の状況をイメージした上でクリニック選びをすると「脱毛に対する満足度」はより高いものになるでしょう!